市況解説
金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎が、日々動く市況を解説。ほぼ毎日お送りします。







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2008/12/01 「週後半に荒れ模様か?」

週末11月28日のNY市場の時間帯の金価格は、市場自体がサンクスギビン
グの休日の谷間ということでお休みモードの薄商いで小動き。それでもスポ
ット価格は3.2ドル高の818.6ドルと810ドル台を維持して取引を
終えた。

破綻の淵に立ったシティ・グループの救済策に加え、週初めの連邦準備理事
会(FRB)による最大8000億ドルの規模の個人金融部門への支援策の発表
から株式市場などマーケット全般に落ち着きが出ており、結果的に金市場も
利益確定の売り物が出るなか落ち着いた動きとなっている。すでにFRBは、間
に別組織(SPC、特別目的会社)を挟む形で一般事業会社のCP(コマーシャル
ペーパーといい一種の手形)の買い取りという形で、金融機関以外にも資金
供給を始めているが、日本の商社の現地法人のCPの買い取りも認められたこ
とが市場の話題となっている。

先々週末から先週初めの上昇の原動力の中心にショートカバー(空売りの買
い戻し)が座っていると見られるが、その手掛かりとなるCFTC(米商品先物
取引委員会)によるデータの発表が休日の関係で今週に持ち越されており発
表待ち状態。

今週は、4日木曜日にECB(欧州中央銀行)の政策理事会(0.5〜0.7
5%の利下げ予想)5日金曜日には米雇用統計と注目材料が控えている。ECB
の利下げについては織り込み済み。雇用統計も11月の米国景気の状況から
は悪化は織り込まれているものの、失業率の上振れなど想定を超えた結果も
あり得る状況につき、週後半にかけて市況は荒れそうだ。(12月1日記)
金融・貴金属アナリスト
亀井幸一郎
※本レポートは執筆者の個人的な見解を述べたものであり、実際の投資に
あたってはお客様ご自身にてリスクをご判断ください。

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